KIMI'S BLOG

(読書感想)『聞く力〜心をひらく35のヒント〜(阿川佐保子著)』を読んで。

「おはなしをきくのがとてもじょうずだったね。」

「なかのよいおともだちもできて、ニコニコわらっているすがたをみると、せんせいもうれしいでした。」

この言葉は、ぼくが幼稚園を卒園したときに、

当時お世話になった幼稚園の先生からいただいたメッセージ。

 

『聞くこと』

これは大人になった今も、ぼくが変わらず続けていることの一つ。

仕事などで人と関わる以外の時間は、ほぼ耳にイヤホンがはいっているくらい常に何かを聞いている。

ではそもそも、ぼくにとって『聞くとは』どういうことだろう?

 

そんな時にふと、前々から読みたかった本を手に取ってみた。

『聞く力〜心をひらく35のヒント〜(阿川佐保子著)』

阿川佐保子さんが書かれた『聞く力』。200万部近く売れているベストセラー。

ジャンルも年齢性別も問わず、様々な方へインタビューを行なってきた阿川佐保子さんが書かれた本だけあって、よくあるハウツー本ではなく、阿川さんの体験を元に「成功体験・失敗体験」が赤裸々に綴られている。

第一章の一番最初の項から惹きつけられた。

インタビューは苦手

私はずっと、インタビューが苦手でした。正直なところ、今でも決して得意だとは思っていません。(「聞く力」より)

1000人以上の方に、それも著名な方々にインタビューをし続けている方の言葉とはとても思えない。

だからこそ、「インタビュー」と「聞く」ことの微妙な違いを感じた。

本のタイトルを『インタビュー力』ではなく、『聞く力』としたのはなぜなのか?

 

大きく3つに分けられている。

  1. 聞き上手とは?
  2. 聞く醍醐味
  3. 話しやすい聞き方

それが本書を読み進める上で、次第に紐解かれていく。

具体的な内容は、本書やブックレビューが上手な方にお任せするとして、この記事では「聞く力」ひいては「聞く」にフォーカスを当てて、僕自身の率直な感想を書いていこうと思う。

なぜ「聞く」ことが好きなのだろう?

NZワーホリ時代に滞在していた町で近所のカフェでローカルのブライアンさんと僕の会話風景。

 

  • ”好き”を仕事に!」
  • ”ワクワク”を選択しよう!」

 

これらのワードを頻繁に見聞きするようになったのは、ほんの数年前。

「そんなの分かってる。でもねえ。」と自分のこころがささやく。

 

自分の「強み」や「好き」すらも分からなくなってたとき、

『あなたが普段、何気なくやっていることはなんですか?』と言う質問に出会った。

 

自問自答した結果、

「あ、いつも”聞いてる”なあ。」という答えが出てきた。

 

  • 学生時代から聞き始めたラジオ
  • ラジオが派生して、Podcast
  • 時代の流れとともに、YouTubeのオフライン再生

 

飲み会のときも、終わってみると「今日も相手の話を聞いてばかりだった。話をさせてばかりで申し訳ないなあ。」と思うほど、聞いてばかり。

だって自分が話をするより、相手の話を聞いている方が楽しいし楽だから。

 

だからね。

究極的に「聞く」を仕事にできれば面白そうだ。と思うことが度々ある。

 

今現在ヨガを学び、ヨガで仕事をしようと思うと、

行き着く先は「ヨガインストラクター」とか「ヨガスタジオ経営者」が浮かぶ。

 

それは「聞く」に加えて、「伝える(シェアする)」ことも可能だから。

「聞く」を仕事にする一つの形なのかもしれない。

 

だが「聞く」ということは、さまざまな場面で重要になる。

人間関係の構築はもちろん、

仕事にするなら、

  • 「カウンセラー」
  • 「占い師」
  • 「先生」
  • 「テレフォンサービス」
  • 「インタビュアー」
  • 「司会者」etc…。

 

「職業」で探すとなるとあまりに多すぎる。

ふと思う。職業ってそこまで重要なのか?

 

「聞く」を形にしていく、「2つ」のポイント

ここで阿川さんの『聞く力』に話を戻すと、

「聞く」際に大切なポイントが2つあることに気がついた。

 

それは、

  1. 相手へのリスペクト
  2. 自分自身が楽しむことを諦めない

 

阿川さんの過去の体験を読むと、

失敗のときは、

  • 相手へのリスペクトが欠け、自分が話しすぎ。
  • 相手の話したい話題に触れず、通り一遍な質問しかしなかった。

 

うまくいった時は、

  • ”ふんふん”と相手の話に興味を持って聞くなかで、思わず相手が話したくなる空気が作れた。
  • 話を掘り下げるために、諦めずに質問を繰り返していく。

 

今でもインタビューをする時は緊張するし、インタビューについて褒められたことはほとんどないと語る阿川さん。

役目はできる人の前にやってくる。

 

それでも場数を踏むことで、少しずつ影響の幅が大きくなっていったのだと思う。

だからこそ、阿川さんが書かれた『聞く力』は多くの人に読まれたのだなと思った。

やっぱり「聞く」ことが好きだから

年齢を重ねて、自己啓発とかいろいろ頑張ってみて、思うことがある。

 

三つ子の魂百までの諺どおり、人は根本的なところでは変わらない。

ぼくが「聞く」が好きということは変わらないのだ。

 

他人は変えられない。変えられるのは自分だけ。

ここでいう「変えられるのは自分だけ」というところ。

もう少し考えてみると、「解釈」だったり「受け取め方」という見方もできる気がする。

 

自分のことを見る暇もないくらい慌ただしい現代。

でも、良くも悪くも2020年になって、また一段と時代が移り変わろうとしている。

 

自分を根本的に探究し、理解する。

その上で、自分の行動を選択していくことが、ますます重要になると感じている。

 

情報が多すぎる。そして不安を煽られる。

だったら、一度自分について深めていくと、軸がブレにくくなるかもしれない。

 

「聞く」に興味がなかったとしても、「好きを仕事に」されている阿川さんの『聞く力』は、これから先の時代を考えた時に普遍的な気づきを与えてくれる一冊でした。

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